こんにちわ、胃全摘ブロガーあおさん(@aosan)です。
お湯入れ5分の『インスタントカップ飯』というジャンルでは、日清食品の『ぶっこみ飯』シリーズ、『ウマーメシ』シリーズ、『カレーメシ』シリーズがほとんどのシェアを押さえていると思います。
しかもインスタント食品ではトップを走り続ける日清食品らしく、どの商品も美味いし、しかし遊び心満載で、消費者を楽しませてくれる商品を矢継ぎ早に展開してくれます。
手術後に『めん類』が全く食べれなくなってしまった私にとって、どれだけ救いになったかわからない商品です。
しかし、この『カップ飯』市場は日清さんの独壇場かというと、そうではなく、他のメーカーさんもしのぎを削っておられます。
今日はそんな商品の一つポッカサッポロフードの『トロリーズ』を紹介します。
初めから結論みたいですけど、日清さんの味へのアプローチとは全く違います。食べたら「へ~なるほど~!」とうなっちゃう商品。
今回は現在お店で買うことのできる4種を食べ比べてみます。
さっそく、レビューします!
- 『カップごはんトロリーズ 花椒香る坦々』
- 『カップごはんトロリーズ 濃厚クリーミーチーズ』
- 『カップごはんトロリーズ 参鶏湯風』
- 新製品『カップごはんトロリーズ 魯肉飯風』
- 栄養成分表示のまとめ
- まとめ
- 過去のカップ飯記事はコチラ
『カップごはんトロリーズ 花椒香る坦々』
この商品は入替で、今売っているだけかもしれません。
メーカーホームページではもう情報が出てませんでした。
もし興味があって食べてみたい方は、お早目にです。
カップの大きさは日清のカップ飯シリーズより一回り小さいです。
でも価格帯は全く一緒なので、ボリュームだけとらえると、日清に軍配です。
パッケージ
他の商品もそうですが、日清のように「追加オイル」「追加スパイス」のようなものはついていません。
そして、けっこう控えめなシンプルなデザイン。
お湯入れ前
すいません、お湯入れ直後でしたね💦
基本、粉末ソースなどはなく、ふたを開けるとお湯を入れるだけの仕様になっています。
パッと目に付くのはフリーズドライのネギかな。
パフライスは見た目は日清のカップ飯シリーズとの違いはないです。
ほわっと、花椒のいい香りがします。
辛くないといいな。
実食。
ここではっきりと日清のカップ飯シリーズとの方向性の違いが出ます。
ネーミングにある通り「とろ~り」です。
ものすごく粘度の高いリゾットですね。
これは坦々なので『粥』と言ったほうがいいのかもしれませんが、それでも粘度はかなり高め。
そして、単純に美味いですね。
日清のカップ飯とは全く別物として。
粘度が高いおかゆだけど、花椒のしびれがジンジン来て、それでいて辛さが苦手な私でも食べられる。しびれはあるけど辛みは抑えめです。
美味いです、これ。単純に好き。
『カップごはんトロリーズ 濃厚クリーミーチーズ』
次は完全に「洋風」ですね。
だから『リゾット』ですね。
そういえば日清のカップ飯系には「カレー」はあるけど、洋風のメニューはなかったな。定番と言えば定番なのにね。
パッケージ
こちらは「チーズ」を前面に押し出した「青い」パッケージ。
先ほどの「中華坦々」の「赤」と対比させているんでしょうね。
飾り気のないシンプルなデザイン。
お湯入れ前
今度はちゃんとお湯入れ前です。
見て取れるのは、フリーズドライのキャベツですね。
チーズの香りがほわっと来ます。
知ってる知ってる、この味~、と香りだけでわかるやつです。
実食。
お湯入れ5分で、よーく混ぜると、この商品も粘度がバチ上がりです。
とろーりというより、どろーりというぐらいに粘度が高い。
よく見るとブロッコリーも入っていました。
味は、アレです。
晩ごはんに出たシチューを次の朝にごはんにかけて食べるやつです。
これは予想通りというか、見た目通りというか、
そして予想を裏切らない範囲で、優等生な逸品でした。
この味は日清さんにはないな。
『カップごはんトロリーズ 参鶏湯風』
3品目は、
「参鶏湯(サムゲタン)」風です。鶏肉とショウガとかと一緒にもち米を煮込んで作る韓国料理です。
なるほど、これもカップ飯にするのはちょうど良いメニューですね。
パッケージ
カラーは『黄色』を主体にしていますね。
相変わらずシンプル。
お湯入れ前
他のトロリーズより具材が多いぞ!?
フリーズドライのきゃべつ、ネギは確認。あとはやっぱり鶏かな。
実食。
トロリーズシリーズの一口目の食感はだいたい同じですね。
とろみを出すための成分に水分を強く感じるのかな~。
よく噛んでみると、各商品の味の違いははっきりと出てくるんだけどな。
この商品は辛さがないので、まったりと参鶏湯風の味わいをいただけます。
取り立てて刺激?特徴が弱いかな~。
私のような辛さが苦手な人にはちょうどいい、やさしいお味です。
『花椒香る坦々』のように、なにかね特徴が前面に出てくるといいなぁと思いました。
美味しいとは思うけど、もう一度買おうかと思わせる特徴が足らないかな。
新製品『カップごはんトロリーズ 魯肉飯風』
こちらは新製品ですね。
パッケージを一新して、今までの控えめなデザインから少し自己主張が出てきています。
魯肉飯かぁ、大好きですので期待大!
甘辛そぼろあんかけ、お肉はそぼろで表現するのね。
パッケージ
上からのパッケージも変わりましたね。
『軽めの食事に。小腹満たしに。』との文言。
位置づけをはっきり打ち出しましたね。
日清のカップ飯シリーズのように、それ1個でお腹いっぱいではなくて、おやつ感覚、またはもう一品感覚ですね。
お湯入れ前
お湯入れ前の見た目は変わらないですね。
フリーズドライのきゃべつかな。そぼろはわからないな。
魯肉飯の特徴のひとつ、五香粉のさわやかで清涼感のある香りがします。
さらに期待が膨らむ。
実食。
食べ始めると、思ったよりも五香粉の香りは抑えられて、嫌味のないぐらい控えめに。
味わいは…。けっこう普通だな…。
そぼろの感じも食感としてはあまり芳しくなく、キャベツのシャキシャキは楽しめる。
期待していた分、う~ん、もうちょっと頑張ろう…。
栄養成分表示のまとめ
花椒香る 坦々 |
濃厚クリーミー チーズ |
参鶏湯風 |
魯肉飯風 |
|
内容量(g) | 54.7 | 56.1 | 58.0 | 57.9 |
エネルギー(kcal) | 210 | 220 | 220 | 216 |
炭水化物(g) | 43.3 | 43.3 | 46.3 | 46.1 |
たんぱく質(g) | 3.8 | 4.1 | 4.4 | 4.4 |
脂質(g) | 2.4 | 3.4 | 1.9 | 4.6 |
食塩相当量(g) | 2.3 | 1.9 | 2.0 | 2.4 |
どの数値も日清のカップ飯シリーズの約半分です。
ですので、日清カップ飯が、その商品一つで『食事』として完結できるものと考えると、この商品はプラスアルファの主菜を考えたほうがいいのかもしれませんね。
揚げ物総菜を一つ追加するとか、ダイエットを考えている方は、この商品だけにするとか、サラダを追加するとか。
まとめ
ごちそうさまでした。
何日かに分けて食べてみての率直な感想でした。
結論としては、
胃を切除した方に、オススメできます。
日清カップ飯シリーズがどうしても『旨辛さ』が一つの魅力となってしまっているので、私のような消化器系が弱っているものが食べると、お腹を壊してしまう恐れがある商品は実は多いです。
その点、ポッカサッポロフードのカップごはんシリーズは『辛さ』で勝負をしていないし、コンセプトが『小腹の足し』なので、量的にもちょうどいいです。
逆に考えると、健康な方からすると、日清のカップ飯シリーズと値段構成が220円台と一緒ながら、容量が半分というのはデメリットになってしまうのかなとも思います。
商品の味わいから言うと、日清「カップ飯」シリーズはある意味『毒々しさ』『奇抜さ』とやはりトップランナーとして『味』で、清濁併せ持つ感じで、ポッカサッポロの「カップごはん」シリーズは優等生であろうとするような空回り感、物足りなさが出ちゃっているかな。「花椒坦々」ぐらいパンチがあるといいんだけど、優等生で行くなら「濃厚クリーミーチーズ」のようにドストレートで行ったほうがいいですね。あとの2作はいろいろブレちゃってる。
今のところ紹介した4商品は手に入れることができるようなので、興味ある方は試してみてください。
挑戦される方は、食べれる食べれないは個人差がありますので、自分の体の声をよく聞きながら試してみてください。
さて、現時点で日清カレーメシシリーズの定番商品は、
とありますが、
初期からその席を全く空けることなく定番商品に居続ける商品、
それが
「キーマカレーメシ スパイシー」です。
これだけは手を付けなかった。
見てみぬふりをしてやり過ごしていた…
なぜなら、辛いから。
これらの商品の中で唯一『辛口』と表示されているのです。
だけど、とうとう買っちゃった。
ムリゲーなのは承知の上で、記事を書くためだけに・・・(笑)
日清さん、こんなにがんばっている俺に、
案件ください(笑)
・・・to be continued
過去のカップ飯記事はコチラ
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